「国葬」に反対、「アベ政治」の総括を求める
事務局から声明を発表 (2022.9.10)
岸田政権は故・安倍元首相の「国葬」を9月27日に挙行することを7月22日に閣議決定しました。しかし、安倍元首相への銃撃事件から「旧統一教会」と政治の癒着関係が明るみに出て、世論の批判も高まっています。政権は「国葬」というイベントによって国民に弔意を強制し、故人が行った「アベ政治」を美化・礼賛しようとしています。私たちは「国葬」に反対するとともに、この機に広く国民が「アベ政治」の本質に目を向け、その意味をともに考えることを期待します。
(声明には、この後に「国葬」の本質的な問題点、民主国家の制度等に挑戦し続けた「アベ政治」の本質、の2項目を整理して掲げています。それはあまりに多項目にわたるので、残念ですがここでは割愛します。皆さまそれぞれ脳裏に思い出してみていただけたら幸いです。)
9条こわすな! 講演会inつくば
9月10日(土)午後 会場と同時にZOOM配信どちらでも
7月 10 日に行われた参院選では、自民・公明・維新・国民の改憲4党が、参議院での改憲発議要件である3分の2の 166 議席を大きく上回る 177 議席を獲得しました。これを受けて岸田首相は、「できるだけ早く発議をし、国民投票に結びつけていく」と改憲加速化を打ち出しました。
今、私たち市民は、どのように行動したらよいのでしょうか。9条の会事務局で会運営を担っていらっしゃる渡辺 治先生(一橋大名誉教授)に講演をお願いしました。
*開催要項は下に(8月20日から)掲載するチラシにあります。視聴ご希望の皆さまはご注意ください。
7月10日投票の参議院選挙 憲法9条は重大な争点
戦争に乗り出す日本か、平和のために動く日本か
世界の潮流が大きく変わるかというこの時期の国政選挙です。
21世紀にも独裁国家による侵略戦争が起きることを、プーチンのロシアが見せてくれました。
「日本にも攻めてきた場合にどう備える?」という話を避けて通れないのは事実でしょう。
「反撃する気か? こちらは核兵器をいっぱい持ってるんだぞ」とおどして来たロシア。そのロシアを擁護する某大国。ほとんど定期的に日本海に向けてミサイルを撃っている国も。
−日本はどう対応するべきでしょうか。こちらも核兵器を持てば攻めてこないか?
軍事予算を倍加して兵器を増やせば攻められないか?
攻められそうなら先手を打って攻めれば、それで勝てるか? ミサイルは飛んで来ないか?
−そんな問題ではないのでは?
ロシアに好きなようにやらせないために世界が団結すること。
国際連合が無力だなどと言ってないで国際法を尊重する世界を作ること。
そのために働ける日本政府であってほしい。憲法9条をバックボーンとして。
−そんな視野をもった政党を伸ばしていくことが、「どんな日本を作り、安心な世界を作っていくか」の答えになるように。今すぐ、今度の参議院選挙に私たちの思いを反映させましょう。