憲法9条への賛同の輪を大きく広げて

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         3周年記念のつどいを成功させましょう!

 「核兵器のない世界」が現実となる! そんな期待と決意が込められた暑い8月でした。

広島・長崎市長が正副会長を務める「平和市長会議」(131ヵ国・地域の2368都市が加盟)は、2020年までに核廃絶にいたる具体策を示した「ヒロシマ・ナガサキ議定書」を2010年の核不拡散条約再検討会議に提案するとともに、来年の国連採択を目指しています。国連事務総長も、広島の平和式典へ「両市長の取り組みは全世界で認識され、また尊敬されています」とメッセージを寄せました。草の根の核廃絶の運動が、実に世界を動かしつつあります! 原水爆禁止世界大会の「広島からのよびかけ」でも、「日本で“憲法9条が輝く非核・平和の日本”を実現していくことは、私たちの世界に対する責務です」と言っているように、憲法9条を政府に遵守させる運動も、核兵器廃絶運動に負けない粘り強さが求められています。

折りしも北京オリンピック。「ひとつの世界、ひとつの夢」と、世界の人々に「夢=平和」の実現に、一つになって歩もうと呼びかけました。オリンピック開幕とともに始まった「グルジア・ロシア紛争」で引き裂かれたエアピストルの両国の選手たちは、表彰台で、「戦争を起こすのは政治家、私たちの友情は変わらない。話し合って解決すべき」と抱擁しあい、「戦争のない国」を誓い合っていました。まさに、今、「憲法9条の精神」の実現が望まれています。

 それにしても、物価の高騰で、家計も営業も悲鳴をあげています。インド洋で多国籍軍に給油する補給支援特別措置法の来年1月の期限切れを前に、その実質的延長を画策する政局となりそうです。アフガンで実際に武装解除に携わった瀬谷ルミ子さん(紛争解決の担い手育成に取り組むNGO事務局長)が、「『日本人だから武器を渡す。空爆する米国人なら撃ち殺す』とのアフガン兵の言葉が忘れられない」(朝日新聞8/13)と語っているように、多国籍軍への給油は百害のもとです。250億円もの給油は、ぜひ国民に向けてもらいたいものです。

 「憲法9条の会つくば3周年記念のつどい」を10月4日、つくば国際会議場で開催します。それまでに、つくば市の賛同人を500名に、秋の臨時国会に提出予定の賛同署名を6000筆以上にする目標を達成する行動とともに、多くの皆様に「記念のつどい」への参加を呼びかけましょう。「記念のつどい」を見事に成功させ、新たな出発点とするために、皆様のご協力をお願いいたします。