桜も咲き始め、新しい出会いの季節

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確信をもって「9条運動」を拡げましょう。

桜の季節です。見上げた空は花曇りですが、遥か天空では、新しく発見された惑星と宇宙船への「きぼう」の開設と、夢が大きく広がっています。そういえば太古から、人は空を見上げ、平和と希望を星に祈ってきたのでした。でも地上では、相変わらず戦争と殺戮が繰り返されています。今こそ「憲法9条の精神」を世界に輝かせねばならない時でしょう。

それなのに、春の芽吹きとともに自民・民主の“改憲大連立”です。新憲法制定議員同盟(会長・中曽根元首相)は、「改憲発議には議員の2/3の賛成が必要、自民・民主で力をあわせるのは当たり前」、そして「正反対の勢力、『九条の会』が全国に細かく根付いている。対抗するためには地方に拠点を」と方針を掲げました。「九条の会」は“対抗される”までに大きな存在になったようです。「九条の会」呼びかけ人の澤地久枝さんも、この「改憲議員同盟」の方々に、「『九条の会』と対等になるには、議員をおやめになった方がいい」と愉快に発言(3.8「九条の会」講演会)されました。私たちの「草の根9条運動」が確かであることの証しです。

多くの国民も、沖縄をはじめ基地周辺での相次ぐ米兵による暴行・不祥事件や未だに原因が明らかにされていないイージス艦の漁船衝突事件などから、自衛隊・軍事組織は本当に国民の命を守ってくれるのだろうかと疑いはじめています。

会の定例街頭署名行動などでも、市民の反応に変化がみられてきています。「9条を変えて、軍隊を持つこと」に疑問を持ち始め、「9条を変えない」ことへの“迷い”から勉強すると言う若者が増えています。

 新しい出会いの春。私たちは、心新たに、「憲法9条を変えさせない」運動に確信をもち、さらに大きく「9条の輪」を拡げていきましょう。