2008年が明けました。

fig: ./a080312a.jpg

今年も 日本国憲法のすばらしさを楽しく広げていきましょう。

 新年早々、国会で「新テロ特措法」が可決されました。最新の世論を反映している参議院で否決したものを、自民・公明勢力が憲法59条を盾に衆議院に戻し、まさに数の暴力をもって再議決したのです。多数の国民が反対しているにもかかわらず、憲法9条を踏みにじってアメリカの戦争に協力する「艦船への給油」が再開されることになりました。

 今、多くの国民が望んでいることは、「テロも戦争もない平和な社会」です。つくば市の成人式(1/13)でも、新成人の若者は「憲法9条は変えてはいけない」「アメリカの戦争に協力するために自衛隊を軍隊にすることに反対」「成人式の記念に」などと意見を述べて署名をしています。「成人おめでとう、憲法9条を守ろう」の会のチラシも快く受けとってくれました。自分たちの将来のこととして、平和のことを年金問題等と同様に考えていました。まさに「憲法9条をくらしに生かす」ことを望んでいるのです。

 国民も、アメリカに協力して、ただついて行こうとする政治には未来がないということに気づきはじめています。世界を見れば、ヨーロッパも、東南アジア諸国も、中国も、インドも、近年の中南アメリカ諸国も、アメリカの影響から独立した平和・協力関係の追求を進めています。その世界の行く先に、憲法9条が輝いているのではないでしょうか。

 新しい年。今年も、新たな多くの人々と語り合う機会をとらえ、日本を世界を広く見渡した楽しい語らいで、「9条の輪」を拡げていきましょう。「結」19号より