憲法9条の会つくば一周年記念のつどいに参加して

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 「憲法9条の会つくば1周年記念のつどい」は、ピース合唱団による憲法9条を讃える歌“私を褒めてください”でオープンしました。

 第1部では長田代表による会の活動報告と各地の9条の会のリレーアピールの後に、経済同友会終身幹事の品川正治氏が“戦争、人間、そして憲法9条”と題して記念講演しました。
 品川氏は、中国の前線での戦争体験やその後の俘虜体験から「憲法9条の価値」を語りました。そして「自衛隊のイラク派兵などで9条の旗は、これ以上破りようがないほどボロボロになっているが、旗竿を国民が握って放さない。それを放せと言っているのが今」として「私は楽観している」と語り、「国民投票で、国民がノーと言ったら今の政権が吹っ飛ぶし、米国や中国との関係も変わる」と「国民の力」を強調しました。

 第2部では、品川氏と元人間魚雷「回天」搭乗訓練生の中村恵一氏に5名の高校生、大学生、社会人の若者を交えて、“いま、私たちはどんな時代を生きていますか”としてパネルトークをしました。
 若者たちは「争いを避けるには対話が必要」、「今、私はとっても幸せ、だから大事にしたい」、「NGOの活動をしている。平和だから街作りや環境問題にも取り組まれる」、「ネット右翼との討論にはまっている」などの思いを表明し、「何もしなくて日本が攻められることはないのか」、「9条2項が、なぜ歯止めになるのか」など率直な質問をしました。品川氏と中村氏は、戦争の悲惨さと平和、そして「9条」がもつ意義を語りました。なかでも品川氏の「9条2項は日本には敵国はないよ、という宣言である」という言葉が印象的でした。

 合間のヒューマンファーマーズによる平和の歌声で、つどい参加者が心を一つに唱和しながら「戦争を起こすのも、止める努力をするのも人間」という品川氏の言葉をかみしめ、憲法9条のもつ力を確信し「9条を守れ」の声を大きく拡げていく決意を確かめあいました。

 参加者は約240人で目標に届きませんでしたが、1周年記念の企画にふさわしいものでした。品川さんの講演をもっと多くの、特に若い人に聞いて欲しかったと思います。最後に「つどい」の準備、そして当日の裏方と、「つどい」成功のために奮闘してくださいました皆様方に心より感謝します。 (S.I)