<終わりに、司会から> 樋田  終わりに当たりまして私の感じたことですが、先生が今日おっしゃった「平和的福祉国家」、これを憲法九条を世界の九条に広げるという考え方で広めていこうではないかということ。もう一つ、広める問題・語り部の問題です。私達は何のために集会に来ているのでしょうか、論文を書くためではないですよね。やはり、家族に語り、知人に語り、できるだけ憲法九条の価値を高めるために、語り部になろうではありませんか。 <結びの挨拶> 澤田  どうも金子先生ありがとうございました。今日いらしていただいたのは35人、35人のみなさんが先生の提起にありましたように、平和憲法の語り部・今日のお話の伝え役を是非していただきたいと思います。今回でこの会が16回になりますが、まだまだこれで終わる訳にはいかないということが先生の話で益々はっきりしたと思います。先ほどもありました「平和的福祉国家」をめざすという、大変な仕事だとは思いますが、この大きな目標を一歩でも進めていくという意味で、いくつかの問題を提起したいと思います。  安部首相は「国民の命と財産を守るため」と盛んにテレビで言って、集団的自衛権を使えるようにしようとしていますが、「国民の命を守るというならば、まず消費税を上げないでください、国保税を下げて病院にかかれるようにしてください」こんな運動も、一点共闘になるかもしれないけど、一つの前進ではないかと思います。「国民の命を守るというならば、医療と福祉にもっともっと税金を使ってください、残業代をゼロにするような労働法制の改悪をせずにまともに働ける社会にしてください、お年寄りの年金を下げないでほしい、TPPやめてください、福島の原発事故を収束させて全ての原発を廃炉にしてください」。一つ一つの運動が安倍退任の方向へ進んでいくんではないかと思います。「国民の命を守るというならば、秘密保護法を廃止してください、大日本帝国憲法に逆戻りさせる自民党改憲案を廃棄してください、米軍基地を撤去して周辺住民の苦痛と不安を解消してください、ありえない仮説をでっち上げて耳障りのいい言葉を並べて国民をだますのはやめてほしい」これらの事ができないのなら、安倍さん退陣していただこうじゃないですか。国民みんながだまされないように、もっともっと多くの人たちに今日の話を伝えていただくことをお願いいたしまして、閉会の言葉にさしていただきます。今日は本当にありがとうございました。